このところ、連日のように野党から集中砲火を浴びせられている『片山さつき創生相』。
私は失礼ながら、この方が行政書士登録していたとは知りませんでした。正直、行政書士の政治活動の方はあまり関心がないものですから。
ちょっと興味本位で、日本行政書士連合会のサイトで会員検索してみたら…確かに東京会に登録されていました。
登録されたのは平成24年とのことなので…私の方がかなり先輩です!
と、そんなことはどうでもいいのですが、カレンダー無償配布疑惑でまさか行政書士が絡んでくるとは思いませんでしたね。
法律は国会で決まる以上、行政書士も職域やら何やらで政治に様々な働きかけをしていかなければならない、ということは十分理解していますが…。
総務大臣政務官時代に行っていたのがさらに問題?
行政書士は総務省所管の国家資格者です。
例の公職選挙法違反?かもしれない『無償カレンダー配布疑惑』は、どうも片山氏が総務大臣政務官時代に行われていた可能性が高いとのこと。
これも本当であれば、どうしても『権力』の匂いがプンプンしてしまいます…。
行政書士を所管する省庁の要職についている政治家から、もし『カレンダー配布して』なんて言われたとしたら、まあ断れないでしょうし。
実際にどれくらいの部数を配布したのかは知りませんが、残念ながら私の事務所には届きませんでしたね(笑)。
末端の行政書士なんて票に影響しないからか…まあ、仮に送られてきたとしても困りますけど。
ご本人の言い分はちょっと苦しい?
片山氏ご本人は『対価をとっていた会合で配ったものが、その後どうなったのかは知らない』とのこと。この言い分もちょっと苦しいかな…。
どの程度の部数だったかは知りませんが、実際に受け取った行政書士さんの話によれば、行政書士会連合会から無償で送られてきたと証言されてます。
とすれば、行政書士会連合会が勝手に無償で配った、ということになりますが…。
行政書士会連合会が対価を払っていたとしても、その原資は我々行政書士一人ひとりの会費から出ているものですし、ご自身も行政書士なら行政書士会に会費を納めているはずですしね。
ちなみに受け取ったとされる連合会は、配布を正式に否定しています。
真実はどこにあるのでしょうか。
政治家というのは色々と窮屈なものですね
私は別に『アンチ自民』というわけではありませんが、これだけ突っ込みどころ満載の方が大臣というのも…他にも問題視されていることも多々あるようですし。
政治家というのは、まあ色々と窮屈なものですね…過去のカレンダー配布が問題視されるとは思ってなかったのか、違法性を疑われる認識があったかどうかは知りませんが。
直接的に『配布して』と言われなかったとしても、相当な部数?を受け取った側からすれば、これは配布してくれってことだろうな…と、普通の感覚なら思うでしょうしね。
あれだけ野党に厳しく突っ込まれている姿はちょっと痛々しくも感じますが、省庁のトップともなれば仕方ないところなのでしょう。
まあ、末端の行政書士には直接的な影響は今のところないとはいえ、行政書士がこんな形でクローズアップされるというのは、ちょっと困ったものですね。