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定年退職前に行政書士資格で起業したい~行政書士で稼げるの?

埼玉県川越市の相続と遺言書専門行政書士Blog 行政書士

50代の方のお悩みとして、こんな記事を見つけました。

この方の相談内容は次のようなもの。

現在、小規模企業の役員をしていますが、トップが交代したことで、意欲が減退しています。すぐに辞めて転職しようと考えたのですが、現在勤めている建設業界では仕事をしたくないと考えているため、思うような転職先もなく、なかなか現在と同じ程度の報酬は望めません。そこで、以前から考えていた行政書士の資格を取得し、4年後(59歳)に独立を目指して、それまでは今の職場で頑張ろうと考えています。

行政書士では、当然ながら今と同等の収入を得ることは難しいと考えていますが、その分、長く70 歳までは働けるのではと思っています(月15万円を手取りで稼ぐことを目標としています)。このような私の考えは、根本的に無理があるのでしょうか?実現するとしたら、この4年間をどのように過ごしたら(貯蓄・生活費等)いいのでしょうか?

行政書士で起業するなら稼ぐことだけを考えるべき

この方の悩みに回答しているのはFPの方です。FPはマネープランについてのプロなので、その点のアドバイスに対して異論はありません。

しかし、引っかかるのは行政書士で起業することに対しての悲観的な回答です。

行政書士は定年もありませんし競合相手が多いことは確かです。

ただ、年齢的な引退だけではなく、起業しても仕事がとれずに廃業していく方がかなり多いのも実態です。必ずしも行政書士がどんどん増え続けているというわけではありません。

行政書士になるということは『経営者』になるということです。経営は成功することもあれば失敗することもあります。これは士業に限らず、どのような業種であっても同じことです。

その点はしっかりと覚悟しておくべきです。士業の未来うんぬんを心配するよりも、まず行政書士として稼ぐためにはどうすればいいのか、ということを考えた方がいいでしょう。

月収15万が目標?それなら違う仕事を探しましょう

この相談者の方は『月収15万円ほど稼ぐことが目標』と言っていますが、はっきり言って、その程度の意識で行政書士になっても仕事はまずとれません。

もし月収15万円でいいのであれば、他のアルバイトでも探した方がいいでしょう。

今は最低賃金も高くなっていますし、サービス業や建設業界は慢性的な人手不足なので、もっと割のいい仕事はたくさんあります。

経営者になるのであれば、月収15万円などといったケチくさい話ではなく、とにかく利益を追求して稼ぐための『経営者マインド』に切り替えないと、行政書士で収入を得ることなどできません。

プロから言わせてもらえば、この程度の副業感覚で仕事がとれるほど甘くはありませんし、そんな行政書士が増えてもらっても困ります。

この相談者は行政書士で活躍できる可能性が高い

ただし、この相談者の方は建設業界に身を置いているとも言っています。

行政書士は建設業関連の仕事をしている方が多数います。おそらくは仕事内容もある程度知っていたので、行政書士という資格を選んだのかもしれません。

この選択自体は間違っていないと思います。業界のことに精通していれば、仕事のネタはいくらでもありますし、まして建設業界出身であればなおさら有利です。

建設業関連の仕事は行政書士の主力業務のひとつなので、競合が多いことも事実ではあります。

しかし、それを上回る需要があることもまた事実なのです。

相続や遺言書といった業務を専門分野に掲げている私の事務所にでさえ、建設業関連の問い合わせや業務依頼がくるほどですからね。

15万どころか一千万でも二千万でも稼げる可能性がある

ですから、建設業関連に特化して事務所経営していけば、かなりの業務依頼が見込めるのではないでしょうか。建設業関連の経験があるのであれば、その強みを生かさない手はありません。

本気で行政書士という仕事に取り組めば、月収15万どころか年収一千万円でも二千万円でも稼げるポテンシャルを秘めています。

何しろ需要があることは間違いないので、なおさらのことです。

もっとも、こればかりは本人の事業への取り組み方や、ライフスタイルなどの考え方次第ではありますが。

回答者のFPさんの意見にも異論あり

この質問に回答しているのはFPさんですが、士業の将来について悲観しているばかりか、自身の収入も減少していると語っています。

そして収入減少の原因を、競合相手が増えたやらAIの発展やらなどとも語っています。

この点には大いに異論ありです。

なぜなら、年々売上を伸ばしている行政書士事務所は数えきれないほどありますし(私の事務所もそのひとつです)、他士業であっても同じです。

これは単に、ご自身の経営能力などの問題であって、そこを『人のせい』『世間のせい』にするのは間違っています。

さらに、他の資格も取得するダブルライセンスを勧めてもいますが、そもそも行政書士で稼ぐ経営能力がなければ、司法書士資格をとっても弁護士資格をとっても絶対に稼げません。

なお、これはこの記事を読んだ私の率直な感想に過ぎません。記事にすることも迷いましたが、行政書士で起業と聞いては黙ってられませんでした(笑)。

質問者の方や回答者のFPの方を糾弾する意図はまったくありません。念のため。

行政書士
著者行政書士プロフィール

1971年埼玉県狭山市出身。平成18年1月、埼玉県川越市に行政書士鈴木法務事務所を開業。埼玉県行政書士会川越支部所属・同支部理事。
開業当初より遺言書作成・遺産相続手続きを中心とした分野を専門として取り組み、これまで多数の実績がある。
事務所を構える埼玉県川越市を中心とした地域密着型の業務で、きめ細かな顧客への対応を実現し、遺言書作成・遺産相続手続きの専門家として大きな信頼を得ている。

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