行政書士は『街の身近な法律家』として、様々な分野で業務を行っています。
例えば、起業する方や新たに事業を展開するなどといった際に、国や県、市町村や警察などといった官公庁の許認可がないと営業することができないケースが多々あります。
そういったとき、行政書士が必要な許認可申請の書類作成や提出代行などをサポートしています。
また、相続や遺言書といった暮らしの中での困りごとなどについても、行政書士は必要な書類の作成やアドバイスを行っています。
いわば『よろず相談所』といったところでしょうか。
行政書士の仕事はとても広範です。具体的にどのようなときに、どのような行政書士へ相談すべきなのかを少しご紹介したいと思います。
行政書士の業務内容は事務所によって様々
先にも述べたとおり、行政書士が行っている仕事は多岐にわたります。
そのため行政書士事務所の多くは、対応できる分野を掲げていたり、特定の業務内容に特化していることがほとんどです。
行政書士事務所を選ぶ場合には、そうした点をまず確認するとよいでしょう。
上手な行政書士事務所の選び方は?
行政書士の仕事はとにかく幅広いですから、自分が相談したい分野を専門にしている事務所を探すことが一番といえます。
専門分野として掲げている事務所であれば、その分野に関しては十分な知識、実績があるはずだからです。
近年ではWEBサイトを開設している事務所も多いですから、そうした情報を検索して問い合わせてみるのもよいでしょう。
なお、私の事務所は相続手続きや遺産分割協議書などに関することや、遺言書の作成支援といった分野を10年以上専門に行ってきています。
行政書士を探す際には、自分の相談したい内容にマッチした、専門分野をもっている事務所に相談するのが安心です。
サービスの価格だけで判断することはお勧めしません
専門家に業務を依頼する際には、その対価として報酬を支払うことになります。
ただし、単に価格だけで比較するのは決してお勧めできません。
報酬額が他と比べて安いというのには、必ず何かしらの理由があるものです。
サービス内容が限定されていたり、サポート体制が不十分、仕事そのものが雑などといったことでは、結局あとで困ることになる可能性が高いといえます。
価格だけで判断することなく、適正な価格で充実したサポートを受けられ、必要なことをしっかりと行ってくれるかどうかを基準に選ぶべきです。
行政書士は横のつながりが広いのも特徴
そして、行政書士は横のつながりが広いことも特徴のひとつです。
相談したい内容が、もし行政書士だけで対応できなかったとしても、税理士であったり司法書士、弁護士といった横のつながりが広いので、窓口として様々な相談に対応することができます。
ワンストップで必要な専門家を揃えることができるので、必要な手続きであちこちの専門家を探し回る必要がなくなります。
そういった意味でも、困ったら『まず行政書士に相談』というのも、ひとつの方法です。
専門家を上手に活用して困りごとを解決
最近はインターネットなどでも様々な情報があふれていますが、そうした情報が本当に信用できるとは限りません。
また、個々の問題を解決するには不十分であることがほとんどです。
一般論だけでは問題が解決しないことについては、やはり専門家を上手に活用していくことも必要となるでしょう。
様々なお悩み相談の窓口として行政書士を利用してもらいたいですし、個々の問題やお悩みに対して適切なアドバイスをすることも可能です。
『よろず相談』ができる行政書士という専門家を、ぜひ上手に活用してみてください。