先日行われた平成30年度の行政書士試験で、出題ミスが1問ありました。
出題ミスがあった部分は、受験した方全員が正解として採点されます。
受験者の方にとっては、もしかするとラッキーだったともいえるかもしれません。
ただ、行政書士試験に限らず、試験問題の出題ミスというのがたびたび報道されますが、本来は国家試験でこのようなミスがあってはならないことです。
択一問題で3肢も正解があったことにまず驚き
それにしても、5肢択一問題で3肢も正解とされるものがあったというのですから驚きですね。
しっかりと受験に備えて準備してきた方は、もしかすると何か『ひっかけ』なのかもしれない、などと戸惑ってしまい、他の問題に集中できなかったということがあるかもしれません。
そういった意味では、しっかりと勉強してきた方にとっては不満もあるところでしょう。
人生を左右するかもしれない試験で出題ミスは困る
行政書士試験を受験した方の中には、行政書士になることを本気で志している方が少なからずいるはずです。
いわば自分の人生を左右するかもしれないという、年1回しかない貴重なチャレンジの場面です。
私が受験したのはもう15年以上前になりますが、そうした気持ちで臨んだ試験でもあります。そして実際に行政書士となり、大げさかもしれませんが人生は一変したと思います。
今後はこのようなことが起こらないよう、厳に反省していただきたいものです。
行政書士試験の合格発表は平成31年1月30日
今年の行政書士試験の合格発表日は、平成31年1月30日です。
平成最後の行政書士試験、出題ミスというアクシデントもありましたが、待ち遠しい方も数多くいることでしょう。
そして見事に合格を勝ち取った優秀な方が、一人でも多く行政書士となって活躍されることを期待したいですね。
行政書士という仕事は決して楽ではありません。時には気持ちが折れそうになることも多々ありますが、とてもやりがいのある仕事でもあります。
平成最後の行政書士試験に合格、ということが縁起のよいことはどうかはわかりませんが、記憶には残る試験になったでしょう。
見事に合格を勝ち取って行政書士となる方は、ぜひ切磋琢磨しながら一緒に頑張りましょう!